毒親のトラウマから解放されるには?

こんにちは。愛沢恵(めぐみ)です。

今日は毒親のトラウマに悩まされている、毒親から解放されたいとお悩みの方に向けて記事を書いていきます。

毒親とは?

初めてこのワードを耳にする方もいらっしゃるかもしれないので、簡単に解説を入れておきますね。

毒親とは過干渉や暴言・暴力などで、子どもを思い通りに支配したり、自分を優先して子どもを構わなかったりする「毒になる親」のことを言う。 【出典:https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4272/】

大なり小なり皆さん経験があるのではないでしょうか?

日常ケースだと

・欲しいものを買ってもらえなかった。

・習い事をさせてもらえなかった。

・希望していた進路に行かせてもらえなかった。

・いつもガミガミ怒鳴られていた。

・ストレスをぶつけられた。

・暴言を吐かれた。

・話を聞いてくれなかった。

・規則が厳しく締め付けられていた。

・遊びや旅行に連れて行ってくれなかった。

・他の子と比較されお説教された。

・自分優先で子供は放ったらかしだった。

・正しいしつけをされなかった。

・基本的な事を教えてもらえなかった。

実際に逮捕されるケースだと

・怪我をするほど暴力を振るわれていた。

・性的虐待を受けていた。

今回は前者(日常ケース)がトラウマになって悩んでいる方に向けての記事です。

毒親に育てられました

他の記事をお読みの方はご存知の通り、私も幼少期から毒親家族の一員でした。

今で言うDQN一家です(笑)

本当迷惑極まりない家族でした。

今の時代なら近所トラブルで撲殺されていてもおかしくはありません。

子供の頃は両親の言う事、思考=大人の世界の常識、正しい事だと思っていました。

子供なら当然の事です。

しかし大人になってようやく自分の家庭の異常性に気づいた時、ゾッとしました。

同時に両親への怒りが込み上げてきました。

毒親のトラウマを引きずっている

最近の相談者様のお話です。(掲載許可を得ています)

相談者様は事あるごとに軽い自傷行為をしてしまうそうです。

その原因が毒親によるトラウマだとおっしゃいました。

「幼少期に母親から虐待を受けていたんです」と。

しかし詳しく聞いてみると「虐待」というよりは、前半で書いた「日常ケース」に分類されるような内容でした。

むしろ私も相談者様と同じような経験をしていました(私は虐待されたとは思っていません)

勿論、虐待の定義は人それぞれです。

第三者からみて「?」と感じる事でも、本人が心に強い傷を負っているのなら、それは紛れもなく虐待なのです。

親にとってはたわいもない言葉でも、子供が虐待だと感じたなら虐待になります。

親の責任は19歳まで

「今の自分が上手くいかないのは毒親に育てられたせいだ」と悩む方、とても多いです。

確かに0歳〜19歳までは全て親の責任です。

親が全て悪いのです。

今、この記事を読んでいる19歳以下の方はとりあえず全部毒親のせいにして構いません(笑)

しかし20歳を越えたら親の同意書も不必要となり、一人で生きていくことが出来ます。

自分の名義で色々な契約を行う事が出来ます。

子供の頃は自分の力ではどうする事も出来ません。

親に生かされていますし、行動範囲も親に支配されています。

しかし20歳を越えた今、親に生かされる必要も、支配される必要もありません。

自分一人で自由に生きていく事を選択出来るようになります。

自由とは自己責任です。

全て自分で選択して、自分で決断して、自分で責任をとる。

「親のせい」だと、親(の存在)があなたの人生を決めていることになります。

せっかく成人していても、心はまだ親の同意書(親の責任)が必要な未成年のままです。

20歳を越えたら、自分で自分の人生の責任を取っていきましょう。

もう親の同意書は不必要なはずです。

悩みの原因=毒親?

先程の相談者様の話に戻ります。

相談者様は母親と疎遠になって何十年経った今でも、当時の母親の事を思い出し自傷行為をしてしまう。自傷行為をしてしまうのは母親から受けた虐待が原因だとおっしゃっていました。

果たして本当に「母親」「原因」なのでしょうか?

失礼ながら、私は100%違うと断言いたします。

相談者様が自傷行為をしてしまう理由は今現在の自分&環境に対して、何らかの不満や不安、恐怖心、絶望感を抱いているからです。

過去の母親の虐待云々はただの理由付けに過ぎません。

今現在の悩みと向き合いたくないから、理由だけをどこからか引っ張ってきて無理矢理くっつけていると考えてください。

どこから理由を見つけてこようかなと思った時に、幼少期の出来事を引っ張ってくる方というのはとても多いです。

なぜなら幼少期の人格形成は親の責任だからです。

自分は一切悪くありません。

自分は完全に被害者です。

一番都合の良いエピソードが幼少期です。

子供だから仕方ないよね。

子供なのにかわいそう。

親が悪い。子供に罪はない。

幼少期の出来事と紐付けする事で、今の自分を変えなくて済みます。

頑張らなくても、努力しなくても許してもらえます。

自分と向き合わなくて済みます。

面倒臭い事から逃げる事が出来ます。

自分の嫌いな部分、弱い部分、見たくない部分を受け入れなくて済みます。

変わる努力をしなくて済みます。

勇気を出さずに済みます。

行動しなくて済みます。

失敗せずに済みます。

傷つかずに済みます。

責任を取らなくて済みます。

だって親が全て悪いんだから、仕方ないんだから。

私が変われないのは親のせい。

私は悪くない、被害者だから。

確かにその当時は100%被害者です。

なので親を恨んでたって構わないと私は思います。

家族だから、血が繋がっているから。

だから大切にしなくてはいけない。

そんなの関係ないです。(おっぱっぴーになってしまいましたが)

血の繋がりといっても所詮ただの血液です。

たいした事ではありません。

血が繋がっているからではなく、シンプルに自分が仲良くしたい人と仲良くしていればいいだけです。

話を戻しますね。

「不幸な今現在の私」「被害者だった過去の私」は全く無関係です。

今、苦しんでいるのは親のせいではなく、自分が「苦しみ」を選んで決断しただけの話です。

過去の延長線上に「今」があって

今の延長線上に「未来」があるのではなく

「今」しかないんです。

過去は今現在の自分が創っている

試しに何でも良いので昔の事を思い出してみてください。

当時は辛かったのに、今思い出すとなんだかんだで楽しかったなと感じる出来事はありませんか?

私は中学の部活動がそうでした。

運動部だったのですが、当時は本当毎日辛くて辛くて辞めたくて仕方なかったです。

高校受験で公立の推薦を取りやすくする為だけに三年間続けましたが、地獄のような日々でした。

なので卒業してからも「中学の部活は辛かった」という過去の思い出がずっと自分の頭の中に焼き付いていました。

しかし20代半ば辺りから「なんだかんだで中学の部活は凄く楽しかったなぁ」と思うようになってきたのです。

辛くて苦しいという過去の記憶(捉え方)が、いつの間にか楽しくて面白かった過去に変わってしまいました。

これが「今、過去を創っている」という事です。

自分自身の過去は「今の思考」によってコロコロ変わります。

だから「今」しかないんですね。

今、相談者様が苦しんでいるのは、単純に今現在の自分に不満、怒り、恐怖、不安、絶望感があって苦しいからです。

何十年前の過去は関係ありません。

何事もシンプルに考えていきましょう。

とりあえず親の事は一旦置いておいて、今現在の自分と向き合い、今現在の見たくない現実を受け入れる事から始めてみましょう。

毒親から解放される方法

私は子供の頃からとにかく早く自由になりたいという想いが人一倍強かったです。

毒親から自由になりたい人がすべき事は、勇気を出して逃げることだけです。

(ご病気の方、身体の不自由な方には難しい話ですが、今回はそのような方以外に向けた記事になります)

親と分かり合おうとか、話し合おうとか、説得しようとか、そのような考えは捨ててください。

それは次の段階の話であって、とりあえずまずは(精神的にも物理的にも)なるべく関わらないようにすることが一番です。

実家は高校卒業と同時に出ました。

親に言うと反対されて怒鳴られるのが目に見えていたので、親の仕事中に荷物をまとめて逃亡しました。

親とは今後一生関わらない、縁を切る覚悟だったのですが、捜索願いを出されると困るのでメモを残しておきました。(住所は教えませんでした)

しかしまだ未成年。

事あるごとに親の同意書が必要な場面が多く大変でした。

なので早く20歳になって自由に生きたい!早く歳を取りたい!と願っていました。

今は歳を取りたくない!と日々願っております。

よく「毒親から離れたいけどお金がないから無理」と悩んでいる方がいらっしゃいますが、決して無理ではありません。

私が実家を出た時、最初は日雇いバイトで生計を立てていました。

(その後、20歳になる目前のギリギリ19歳の頃にHPの広告収入で生活するようになりました。詳しくはこちらの記事に書いています。)

物件も敷金、礼金0円のワンルームマンションに入居し、保証人は不動産屋の保証会社に頼みました。

まだ10代で学歴もない、貯金もない、その日暮らしの不安定な環境でも普通に生活する事が出来て「案外なんとかなるものなんだな」と思ったのを今でも覚えています。

文章だと惨めで辛そうな生活に感じるかも知れませんが、全く苦しくなかったです。

私にとっては毒屋敷にいる方が何億倍もストレスになっていたので、将来を悲観したりお金の事で悩むことはありませんでした。

毒屋敷を出た解放感>>>>>>>>>不安

だったからです(笑)

「お金が安定したら家を出よう」

これも計画性があり素晴らしい考えなのですが、この思考が1年以上続いているなら要注意です。

潜在意識でも「先にやってしまう」という方法がありますが、これは一理あります。

お金が安定したら●●しようではなく、多少きつくても今すぐに行動してしまう。

家を出て一人で生活する事くらいでしたら案外なんとかなります。

世の中のほとんどの人が経験している事を、自分だけ出来ないわけありません。

みんな同じ人間です。

ただ挑戦と無謀は全然違うので間違えないようにしてくださいね。

明らかに無謀なものはなんとかなりません(笑)

私が毒親から卒業出来た理由

これはひとつしかありません。

物理的にも精神的にも、とにかく距離を置いたからです。

離れてみないと気付かないことはたくさんあります。

実際に自分で行動して体験した感情は一生ものの財産です。

頭の中で理解して、わかったふりをするのとは天と地の差があります。

私は長年、親と距離を置いてみて気付いた事がありました。それは

別にたいして毒親ではなかったなという事です。

なんでやねん!ですよね。

毒屋敷で暮らしていた時はとにかく視野が狭く、半径3cmくらいしか見えていませんでした。

私は被害者(確かに被害者です)

私はかわいそう(確かにかわいそうです)

この感情しかありませんでした。

毎日毎日、無いものばかり数えていました。

無いものばかりを数えていた方が悲劇のヒロインでいられて、みんなから心配されて、優しくされて、攻撃されずに心地良かったので、飽きもせずに毎日数え続けられたのかもしれません。

毒屋敷を出てからは、初めての経験が増えました。

無知ゆえに失敗もありました。(不動産の契約等)

今まで親が全てやってくれていた事を、自分一人でするようになってやっと

自分にあるものを数えられるようになりました。

今までずっと無いものばかりを数えていたので全く気づきませんでしたが、あるもの(やってもらったもの、やってもらった事)もたくさんありました。

無いと思っていたけどそれはただの勘違いだったと気づいた事もありました。

「貧乏な家庭に生まれて理不尽だ」と怒りをぶつけていた時期もありましたが、きちんと思い返してみると、結構色々と買ってもらっていた事に気付いたりもしました。

家には最新機種のゲーム機、ゲームソフトも大量にありました。

小、中学生の頃、私の好きなアーティストのライブも毎年3回連れて行ってくれました。

家でみんな揃ってお菓子作りをする事も多かったです。

人間の脳はマイナスな出来事の方が強く残るようになっていると言われています。

してくれなかったことばかりが印象に残って、してもらった事というのはすっかり忘れてしまうものです。

最後に

両親との関係にお悩み方はとても多いです。

親を変えよう、私を理解してもらおう、両親との確執を解決しようとアプローチするのではなく、まずは今現在の自分自身と向き合ってみる事から始めてみてください。

自分が今、本当に悩んでいる問題はなんだろう?

自分が今、一番やるべき事はなんだろう?

自分自身と向き合おうとすると「親への不満」「過去の怒り」が出てくるはずです。

これはトラップなので惑わされないでくださいね。

自分のせいにしたくないから、自分で自分の責任を取りたくないから、自分の非を認めたくないから、面倒で変わりたくないから、嫌な自分を見たくないから。

だから責任転換の為に他者に対しての怒りや不満が湧き出てくるだけです。

ただそれだけの事なので「はい、はい、あっそ〜♪うるさいよ~♪」と冷静に流していれば問題ありません。

自分自身ときちんと向き合い「今現在」の本当の悩みを見つけて解決していけば、両親との確執も自然となくなっていきます。

今日も最後までお読みいただきありがとうございました。